電気自動車とハイブリッド車の歴史!
3.電気自動車とハイブリッド車の歴史!
電気自動車(EV)とハイブリット車(HEV)の歴史は古かった。
電気自動車はガソリン自動車が開発されるより、12年程前にイギリスのダビットソンによって実用車が製造された。
その後、19世紀末から20世紀初頭にかけて欧米では電気自動車の最盛期を迎え、日本でも昭和初期に電気自動車の開発・販売が行われた。
その理由は、エンジン車に比べ構造が簡単で、モータとバッテリーさえあれば、比較的容易に製造できたからである。
当時のエンジン車は低性能で品質にも問題があり、初期段階において電気自動車が発展した。
その後、電気自動車はエンジン車と競い、その性能に負けて衰退したり、またエンジン車と競合する立場で出現したり、消えたりを繰り返してきた。
1909年にハイブリッド車の第一号車がフランスで発表されたが、エンジン車の性能向上とともに衰退した。
しかし、1970~1990年代の自動車の普及に伴い、大気汚染による環境問題ならびに地球温暖化が急激にクローズアップされ、これらの問題の同時解決が要求された。
それには電気自動車が最適であるが、普及には解決すべき課題が多く、特に一充電で可能な航続距離が短いという致命的な欠陥を有していた。
その解決のため、ハイブリッド車が有望視された。
その後、1997年12月に世界初の量産型ハイブリッド車、トヨタ プリウス(THS搭載)が量産規模で発表された。
その後、ホンダ インサイトおよび日産 ティーノなどのハイブリッド車が発表された。
欧米市場にも輸出され好評を博した。